マトリクスへ
突入
80年代を代表するキーボード・シンセの中で、究極のパッチング・システムが12のデュアル・オシレーター・ボイスと出会う。
27種類のモジュレーション・ソース、47種類の割り当て先、15種類のフィルター・モード、5系統のエンベロープを備え、モジュラー・シンセの柔軟性と、TOTO、ヴァンゲリス、プリンス、ハービー・ハンコックといったアーティストが求める潤沢な発音数とプログラム性能を兼ね備えていた楽器。これを、さらに改良するには何が必要とされか? Matrix-12 Vは、現代のミュージック・メイカーが求める柔軟性と、妥協なく納得できるサウンドをバランスよく両立させることだと我々は考えました。
他の誰にも真似できない
Arturia独自のTrue Analog Emulation®テクノロジーにより、すべての回路の挙動や各回路間の相互作用まで忠実にモデリング。まさにMatrix-12 Vは、その技術の集大成ともいえるArturia製品のひとつです。
万能に活躍するシンセ
パワーポップ、エレクトロニカ、R&B、ヒップホップ、あるいはまだ名前のない新しい音楽スタイルなど、Matrix-12 Vはジャンルにとらわれず、オーディオエンスが驚く圧倒的なサウンドを簡単に作り出すことができます。
とっておきの切り札
Matrixは、事実上80年代のアナログ・ポリシンセを網羅し、いくつかの代表的なデジタル・シンセのサウンドも作ることができましたが、Matrixのようなサウンドを出せるシンセは他に存在しませんでした。
伝説的名機を所有する
今もし問題なく作動するMatrix-12を見つけられたとしても、相当な金額になるでしょう。しかしMatrix-12 Vでは、それよりも遥かにコストを抑えつつ、安定した動作環境で名機のサウンド手に入れることができます。
デジタル世界における
アナログ
DX7のようなデジタル・シンセや手頃な価格のサンプル・ベースのキーボードが目前に迫る中、トム・オーバーハイムとその仲間たちは、妥協を許さないアナログ・マシンの真の実力を世界に示そうとしていました。
SEMで成功を収めたオーバーハイムを彷彿とさせるように、このプロジェクトはサウンド拡張モジュールから始まりました。それが1984年に発表された6ボイスのXpanderであり、ちょうど1年後に登場するMatrix-12と同じシグナル・パスを備えていました。
MIDIは、手持ちの機材へさらにキーボードを追加することなく、シンセ・プレイヤーがすでに持っている機能を補強するモジュールの市場を作り出しました。Xpanderは、エンジニアのマーカス・ライル (Marcus Ryle、後にAlesis® ADATを発明) とマイケル・ドイディック (Michael Doidic) によって設計され、瞬く間にヒットしました。
Matrix-12の歴史を辿る
アナログの
エージェント
Matrix-12 Vでは、オリジナルのシンセ同様のパラメータを、より多く一度に操作できるようにデザインされています。
ライブでの素早いエディットや、スタジオでの緻密なサウンド・メイキングのためのプレイグラウンド。
Matrix-12では、サウンドを生成する部分にはアナログ、そしてコントロール部分にはデジタルを採用し、3つのディスプレイと多くのページ機能を搭載していますが、ノブは6つだけです。これほど素晴らしいサウンド・エンジンには、もっと多くのノブが必要だと私たちは考えました。

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01. オリジナル・オシレーター
私たちは、パルス波、ノコギリ波、三角波、PWM、ハード・シンク、FM、ノイズを搭載したオシレーターの忠実なモデリングからデザイン設計を始めました。
02. 15種類のフィルターをひとつに集約
その通りです ─ 複数のフィルターモード、複数のスロープ、さらにはフェイズシフト・フィルターにより、Matrixは他のアナログ・シンセには作れないサウンドを生み出すことができます。
03. エンベロープを駆使
アサイン可能なエンベロープが5つもあるのに、ボリュームとフィルター・エンベロープだけで満足することはありません。誰も予測できないパターンで変化するサウンドを作ってみましょう。
04. LFOの柔軟性
テンポ同期可能な5つのLFOは、どんなものにでも適用させることができます ─ これはMatrix-12 Vに搭載されているモジュレーション機能のほんの一部です。
05. モジュレーションの中枢
任意のパラメーターのボタンをクリックすると、そのパラメーターに関するすべてのソースが表示され、最大6つのソースを同時に操作することができます。
06. ランプ・プロセッサーでさらなるモジュレーション効果を
4つのランププロセッサは、どのパラメーターにも適用できる、追加された1ステージ・エンベロープのようなものです。
マトリクス
リローデッド
より多くのモジュレーション、内蔵エフェクト、パワフルなマルチモードにより、新たな素晴らしいサウンドの設計者になることができます。
Matrix-12の特徴を深く掘りさげ、すべてのパラメーターを直ぐに手の届くところに配置し、これまでの常識を覆すような新しい機能で固定概念を解放しました。
Matrix-12 Vのすべてのモジュレーション・ルーティングを、超人的な視点から一度にコントロールすることができます。また、最大40個のモジュレーションを使用することができるため、足りなくなることはありません。
スプリットかレイヤー? または、調整可能な音域、MIDIチャンネル、ボイス割当を設定できる6つの独立したキーボード・ゾーンはいかがですか?
Matrix-12 Vのボイスをキーボード・ゾーンに割り当て、トランスポーズ、デチューン、パンニングをここで設定します。必要であれば、各ボイスに別々の音色を割り当てることも可能です!
5つのLFOだけでは十分ではないかのように、独立したビブラートでは、そのスピードと深さをモジュレーション・ホイール、ペダル、あるいはアフタータッチでコントロールすることができます。
フェイザー、フランジャー、コーラス、アナログ・ディレイ、ステレオ・ピンポン・ディレイ、深みのあるリバーブなど、スタジオ・グレードの定番エフェクトから選ぶことができます。
ページ2にある設定で、Matrix-12 Vの動作を電子顕微鏡レベルの精度でコントロールすることができます。
実際の音を
試聴
これらのオーディオ・デモは、「1980年代のネオン輝く街から」、「惑星外のコロニーへ、そしてその先へ。」など様々なテーマを元に、アーティストやサウンドデザイナーによってMatrix-12 Vのサウンドのみを使用して作られたものです。
Escapes
In The Matrix
Selecting Presets
Trap
Rifts
A downtempo track with strong eerie feeling, taking advantage of the various filters modes, on board effects and voice parameters to fill the stereo width and audio spectrum.
Sunset
This minimalist demo features a light lead, the "Mountain Echo" preset, and a filter glide effect which take you to an other dimension.
Brian Molo
Artistscorner

含まれています
V collection
伝説のキーボードの数々を再発明
このインストゥルメントは、キーボードの歴史を築いたシンセ、オルガン、ピアノなど、夢のラインナップがそろったV Collectionの一部でもあります。これらのインストゥルメントは、本物のリアリズムのために最先端のテクノロジーでモデリングされ、新たにクリエイティブな追加機能で強化されています。スタジオでDAWプラグインとして使用する場合でも、ライブでスタンドアローンで使用する場合でも、V Collectionを使用することで、史上最高のキーボードを指先1つで操作し、即座にインスピレーションを得ることができます。
もっと詳しく
主な特長
必要です
各パラメーターからサウンドデザイナーによるヒントまで、インストゥルメントのあらゆる側面について統合されたアプリ内チュートリアルがガイドしてくれますので、クリエイティブな作業に集中できます。こんなに簡単なことはありません!
Arturia Software Centerでは、すべてのArturiaソフトウェアタイトルのダウンロード、整理、アップデートをワンストップで行えます。ものごとはシンプルに。
Arturiaのバーチャルインストゥルメントとプラグインは、あなたのセットアップに簡単にフィットするように設計されています。制作スタイルを問わず、WindowsとMacOSの両方で、主要なDAWとの完全な互換性を楽しみながらサウンドを探求できます。
インテリジェントで効率的なプリセットブラウジングで、頭の中にあるサウンドを即座に見つけることができます。キーワードで検索したり、楽器の種類や音楽スタイルで探したり、お気に入りを登録して後ですぐに呼び出すこともできます。
Arturiaのクラシックなインストゥルメント・エミュレーションの視覚的な没入感を存分に味わいたい方にも、貴重なスクリーン面積を節約したい方にも、Arturiaのすべてのバーチャルインストゥルメントのインターフェイスは、用途に合ったサイズに変更できます。
Arturiaのインストゥルメントは、KeyLabシリーズにシームレスにマッピングされていますが、他のMIDIコントローラーとの相性も抜群です。即座にサウンドをエディットできるマクロ、簡単なDAW統合、スタンドアローン動作も簡単です。
TAE®による高精度エミュレーション
独自のアナログモデリング技術により、オリジナルの実機と聞き分けがつかないほどの高精度エミュレーションを実現。
アナログ・オシレーター、フィルター、ソフト・クリッピングの特性も正確に再現することで、細かいコンポーネントの違いが生み出すディテールやアナログの魅力を体感することができます。
もっと詳しく
ギャラリー
主な特徴
三角波、ノコギリ波、PWNによる可変パルス波を生み出す2系統のオシレーターを搭載
オシレーター2にはホワイト・ノイズ・ジェネレーターを内蔵
オシレーター1またはフィルターでは周波数変調が可能
15種類のモードを内蔵したフィルター:4種類のロー・パス、3種類のハイ・パス、2種類のバンド・パス、ノッチ、フェイズ・シフト、さらに新しく追加された「コンボ」フィルター・モード4種類を搭載
27種類のソースと47種類の割り当て先を備えた多機能モジュレーション・マトリクスを搭載
モジュレーション・ソースには5系統のエンベロープ、5系統のLFO、4系統のランプ、3系統のトラッキング・ジェネレーター、ベロシティ、プレッシャー、キーボード・フォローなどが使用可能
6種類のスタジオグレード・エフェクトを備えた2系統のエフェクト・インサート・スロットを搭載
オリジナルの実機同様12ボイスの発音数を実現
マルチティンバー
スタンドアローン、VST、VST3、AU、AAXの各プラグイン形式で動作可能
各プラットフォームでの動作環境
Windows
- Win 10+ (64bit)
- 4 GB RAM
- 4コア、3.4GHz (ターボブースト時4.0GHz) 以上のCPU
- 3GB以上のディスク空き容量
- OpenGL 2.0互換のGPU
- ARMプロセッサーはWindowsではサポートされていません
対応プラグイン形式
- スタンドアローンまたはVST、AAX、Audio Unit、NKS (64ビットDAWのみ) の各プラグイン形式で動作




Apple
- Mac OS 11+
- 4 GB RAM
- 4コア、3.4GHz (ターボブースト時4.0GHz) 以上のCPU、またはM1 CPU
- 3GB以上のディスク空き容量
- OpenGL 2.0互換のGPU
ASCとの動作
- Arturiaソフトウェア・インストゥルメントのインストール、アクティベーション、アップデートを支援するエレガントでシンプルなソリューションです。
このページに記載のメーカー名および製品名は各社に帰属する商標であり、Arturiaとは一切関係ありません。他のメーカーの商標は、開発中にその特徴やサウンドを研究したメーカーの製品を識別するためだけに使用しています。すべての機器名、発明者名、製造者名は、説明および教育目的のためにのみ記載しており、いかなる機器の発明者や製造者との提携や助言を示唆するものではありません。
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